Waseda

早稲田大学公演
朗読劇『ヤスキチ・ムラカミ』椎名慧都、花田孝文、小澤英恵と安吉の三男村上喜三郎( 撮影:小山太郎)

朗読劇: ヤスキチ ・ム ラカミ – スルー・ア・ディスタント・レンズ

2016年にYasukichi Murakami Distant Lensは早稲田大学の佐和田敬司教授に翻訳され、同大の授業でも取り上げられ、シドニー公演のビデオと併せ研究題材になった。2022年6月には、早稲田大学「演劇・舞台芸術」全学副専攻全体活動の一環として、菅田華絵(劇団俳優座)の演出のもと、早稲田大学小野記念講堂+オンラインにて、朗読劇『ヤスキチ・ムラカミ』が上演された。佐和田教授の司会で開催されたシンポジウムには多くの学生が参加し、東京在住の村上安吉の子孫も紹介された。

作:金森マユ
翻訳:佐和田敬司
演出:菅田華絵
出演:マユ:椎名慧都
ムラカミ:花田孝文
エキ:小澤英恵
牧師:遠藤剛(声の出演)
照明:桜井真澄(株式会社東京舞台照明)
サウンドデザイン:鳴嶋輝美
宣伝美術:村岡稚恵
撮影・配信:小山太郎
写真撮影:村上安吉・提供:村上ファミリーアーカイブ
協力:オーストラリア大使館

早稲田大学 演劇・舞台芸術全学副専攻全体活動

6月25日(土) 終演後、シンポジウムを開催します

(金森マユ、橋本邦彦、鳴嶋輝美、菅田華絵、佐和田敬司、出演者ほか)

 

協力:オーストラリア大使館

お問い合わせ:佐和田敬司(早稲田大学法学学術院)
ksawada@waseda.jp

場所:早稲田大学小野記念講堂

出演:

マユ:椎名慧都

ムラカミ:花田孝文

エキ:小澤英恵

牧師:遠藤剛(声の出演)

照明:桜井真澄(株式会社東京舞台照明)

サウンドデザイン:鳴嶋輝美

宣伝美術:村岡稚恵

撮影・配信:小山太郎

写真
撮影:村上安吉・提供:村上ファミリーアーカイブ

Yasukichi Murakami – Through A Distant Lens について

村上安吉は、1897年に日本からオーストラリアに移住し、ウェスタンオーストラリア州ブルームで写真家、企業家、発明家となりました。また家族とともに1934年にノーザンテリトリーのダーウィンへと移り、写真館を開業しました。戦前のオーストラリアの多文化社会を写し取った村上の写真は、戦争によって散逸してしまいます。『ヤスキチ・ムラカミ』は、村上と同じ写真家で、現代のオーストラリアで仕事をするマユが、村上の写真の行方と、彼の日豪の足跡を追い求めるドキュメンタリー・ドラマです。2014年にダーウィン・フェスティバルで初演され、国内の再演も好評だった本作を、このたび日本で初めてリーディングします。

金森マユ プロフィール

金森マユ プロフィール

シドニーを拠点に舞台、写真、ビデオ、インスタレーション、ラジオ、ドキュメンタリー制作など、オーストラリアにおける日本人・日系人の経験を主体とした作品を制作発表している。舞台作品は『The Heart of the Journey』、『CHIKA: A Documentary Performance』、『In Repose』、『You’ve Mistaken Me For A Butterfly』など。写真展は『Unseen Faces of Japan』、『素顔のオーストラリア』、『定住とはなんだろう:オーストラリア』など。ラジオプロデューサーとして、国連メディア平和賞多文化問題推進賞受賞、ウォークリー賞優秀ジャーナリズム賞の最終選考など。オーストラリア箏曲院 (Koto Music Institute of Australia) 理事、及び、草の根グループ『日系オーストラリア』の創立メンバー。
http://mayu.com.au

 

Mayu’s photo by Katy Fitzgerald

佐和田敬司 プロフィール

佐和田敬司 プロフィール

翻訳

翻訳家(第10回湯浅芳子賞受賞)、早稲田大学教授。著書に『オーストラリア先住民とパフォーマンス』(東京大学出版会)、『現代演劇と文化の混淆』(早稲田大学出版部)。翻訳書に「オーストラリア演劇叢書」①~⑭(オセアニア出版社)。近年の舞台翻訳に『ミス・タナカ』 (江戸糸あやつり人形・結城座)、『エブリマンとポールダンサーたち』(新宿梁山泊)、『ジャック・チャールズ vs 王冠』(字幕/ふじのくに⇄せかい演劇祭)、『ジャスパー・ジョーンズ』(名取事務所)、『フューリアス~猛り狂う風~』 『女と男とシェイクスピア』『面と向かって』(俳優座)、『聖なる日』『リムーバリスト―引っ越し屋―』(俳小)など。

菅田華絵 プロフィール

菅田華絵 プロフィール

演出

横浜市出身。日本女子大学文学部英文学科卒業。『マンザナ、わが町』(作:井上ひさし)を演出した後、劇団俳優座演劇研究所に入所。劇団俳優座文藝演出部新人発表会『ハサミ、紙、石(じゃんけんぽん)』(作:ダニエル・キーン 翻訳:佐和田敬司)、劇団俳優座Labo公演『フューリアス~猛り狂う風~』(作:マイケル・ガウ 翻訳:佐和田敬司)とオーストラリアの戯曲に取り組んでいる。また、『象』(作:別役実)にて別役実フェスティバルにも参加。劇団俳優座特別公演 朗読『戦争とは…』では演出・構成を担っている。現在、劇団俳優座文藝演出部所属。

出演

椎名慧都 <プロフィール>

椎名慧都 <プロフィール>

アメリカ カリフォルニア州で生まれ、3歳の時に帰国。その後、東京で育つ。桐朋学園芸術短期大学卒業後、劇団俳優座養成所に入り、2022年劇団員として入団。最近の主な出演に【舞台】パルコプロデュース『三十郎大活劇』(2022/演出:ラサール石井)、小松台東『東京』(2021/演出:松本哲也)、俳優座『戒厳令』『インク』(2021/演出:眞鍋卓嗣)、世田谷シルク『青い鳥』(2019/演出:堀川炎)、サルメカンパニー『オッペケぺ』(2019/演出:福田善之・石川湖太郎)、水谷八重子プロデュース朗読新派『大つごもり』(2017/演出:成瀬芳一)【映画】『カツベン!』 (監督:周防正行)【TV】『民謡魂ふるさとの唄 越後瞽女物語』(NHK)など。

 

インスタグラム: @kate_shiina
椎名慧都 舞台/ミュージカル 最新情報まとめ

 

花田孝文 <プロフィール>

花田孝文 <プロフィール>

大阪府出身。舞台芸術学院卒業。劇団青い森にて全国の学校公演を巡演する。主な出演作は、【舞台】「天神さまのほそみち」(作:別役実)、「見えないネコ、声を出せない僕」(作:細見圭)、「山月記」(作:中島敦)、「あの夏の約束」(作:アルブーゾフ)、「12人の怒れる男」(作:レジナルド・ローズ)、「木に花咲く」(作:別役実)、狂言劇場「唐人相撲」(演出:野村萬斎)、「キネマの天地」(作:井上ひさし)など。【TV】「金スマ」(TBS)、「戦争とラジオ」(NHK)、CM出演他。現在、ジョイントオフィス所属。

小澤英恵 <プロフィール>

小澤英恵 <プロフィール>

東京生まれ。フェリス女学院大学国際交流学部卒業。在学中NGO団体PEACE BOATにて世界一周をする。卒業後、劇団俳優座養成所に入り2008年劇団員として入団。現在に至る。

出演作:【映画】「希望の国」監督:園子温「花戦さ」監督:篠原哲雄 【CM】クレラップ「占いの館編」/山田養蜂場「酵素パワー蜂の子」/太田胃散「飲み方(缶)篇」他 【舞台】「血のつながり」「常陸坊海尊」「東海道四谷怪談」「樫の木坂四姉妹」「ワーニャ伯父さん」他。

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