ヤスキチ・ムラカミのサウンドデザイナー、鳴嶋輝美さんはウーロンゴン大学音楽学部上級講師でもあり、オルタナティブ・チューニング・システムを専門とする作曲家、演奏家、サウンドデザイナー。主な作品に、LAマイクロフェストのためのサウンドインスタレーション「Tritriadic Chimes」、シドニーオペラハウスでEnsemble Offspringが初演したカスタムメイド楽器のため 「Hidden Sidetracks」 を作曲、Synergy Percussionへの委嘱作品「Mizu No Rin」等。

様々な映画や演劇とのコラボレーションも行っており、オーストラリアでの「ヤスキチムラカミ:スルーアディスタントレンズ」の公演では作曲及び演奏を行い、最近では2022年のシドニー・フェスティバルにて『Lost in Shanghai』の作曲、演奏を担当した。

微分音アンサンブル『Clocks and Clouds』とともに演奏し、著書「Microtonality and the Tuning Systems of Erv Wilson」(2018年)はRoutledge社から出版されている。そのほか、3Dプリンティングを用いた微音フルートの開発に関する共同研究なども手がけている。Clocks and Clouds のサイトから鳴嶋さんの音楽やパフォーマンスビデオ鑑賞はここから:http://www.anaphoria.com/clocksclouds.html

今回の日本語リーディングでは、鳴嶋さんのサウンドデザインと編集により、ダーウィン・ロンダラ The Darwin Rondallaの演奏する1930代の音楽も含まれている。